4/8-9、2週間前に日本選手権が行われた栃木県矢板市周辺で、2006年のオリエンテーリング世界選手権(デンマークにて7月末ー8月開催)日本代表を選考する第1次選考会が行われ、村越が両レースとも10位以内に入り、本選考会への出場権を獲得した。
本選考会(5/27,28、6/4)に出場するためには、強化選手であることか日本選手権で6位以内、エリートランキングで10位以内、そしてこの第一次選考会で10位以内に入ることが条件となっている。
村越は強化選手ではなく、日本選手権では7位、出場レースが非常に少ないため日本ランキングは17位と本選考会への出場権を獲得していなく、この第一次選考会のレースにかかっていた。
『命を削って準備をしている』。
村越は今期、多忙のせいもあるのか心肺機能や睡眠に支障をきたしており秋には倒れて救急車の世話にもなった。
1日目のスプリントディスタンスでは全体で5位、男子エリートクラスでは2位。15分の高強度のレースに心拍数を上げすぎてゴール後気分が悪くなったと言っていたが、あまり得意でないというスプリント競技でナショナルチーム強化選手数名を退けた。
2日目のミドルディスタンスは、村越が世界選手権本戦でターゲットとする種目。トップをとった日本チャンピオン紺野から遅れること13秒で2位となり(コース全体でも2位)大事なレースでここぞの集中力と強さを見せ付けた。
これで村越は本選考会への出場権を獲得。デンマークへの道が開かれ、日本代表選手として3年ぶりに復活するチャンスが大いに広がった。今月30日に46歳となる『オヤジの星』はいったいどこまで闘い続けるのだろうか?注目したい。
なお、高橋、田島はすでに本選考会への出場権を獲得している。高橋は代表選手を目指してさらなるトレーニングを続けているが、田島は本選考会に出場するか未定。
ユニバーシアード日本代表選考会に出場した中島は、1日目のスプリントレースで膝を負傷、2日目も無理をして走ったが成績につながらなかった。が、代表補欠選手となりチームの一員として本戦まで準備をする予定。
怪我を治して元気にまた走り回ってほしい。