MNOP Webよりリザルトとレポート 08.12.03
リーダー村越らが運営した朝霧高原での2回目のロゲイニングが本日開催された。今回は5時間の競技時間。家族組から大人まで300人を超える参加者が集まった。
男子クラスでは柳下が強豪トレイルランナー渡辺千春とチームを組み、他を寄せ付けず圧倒的な強さで優勝。総合優勝を果たした。
多くのチームのエントリーがあった激戦クラス、男女mixでは田島と宮林が3位、暫定優勝(2位の渋谷で走る会の篠原チームの得点12点が加算されれば2位以下となる、現在確認中ー>3位)、全体をあわせても暫定3位5位と大健闘した。なお、混合上位3チームはオリエンテーリング世界選手権日本代表者を含むオリエンテーリングのエリート選手らが占めた。注目された女子のトップトレイルランナー鈴木博子と男子強豪トレイルランナー佐藤のチームは制限時間を15分オーバーし大幅減点。走った距離は52kmという驚きの数字。
以下、回ったコントロールの順番と田島・宮林チームのルート地図
柳下・渡辺
7-23-11-16-29-19-1-13-21-24-27-14-6-10-26-18-2-8-25-22-5-17-30-12-3-20-15
24まで1:42
18まで3:10
下りもテクニカルだったため時間がかかった
田島・宮林
7-23-11-16-29-19-26-10-28-9-20-3-12-30-17-5-22-15-8-25-2-18-4
スタート10分前、地図を渡され廻り方を考える。スタート北東斜面はやはりテクニカル。一番高い標高の3つは外す。その下の真ん中のエリアはいけるだろう、とりたいなあと思う。体力があるうちに斜面やテクニカルなレッグをこなしておきたいこと、そこから一番遠い南東の高得点である、28,9の長いつなぎのルートを考えると、先に北東を取りは下り調子でいったほうが体力的にも気分的にもいいだろうということ、点数は低くても数が多い南側のコントロールを後から戻りながらとったほうが効率がいいだろうと、先に北東方面をとり、時計周りにすることにした。序盤は柳下・渡辺チームとまわかり方が一緒のようでちょっと安心。彼らは上の山まで行くな。
19で(1時間ちょっと経過か?)もともと行く予定だった1-13-14-6-10を回るかどうか長い時間、3分ほどさっそく考える。攻めてもよかったがチームのコンディションから安全策をとりスキップ。その代わり一番遠くにある南東の高得点28,9、ゴール西の25、8は取るようにする。時間を見て10は取れると思い行く。そこでさらに6が取れるか確認してもよかった。やや残念。最高得点が30点の中で6点の占める割合をもう少し考えるべき。
22で残り時間を確認し(1時間半ぐらい)、15を始め、8、25を取りに行くことにする。15から8へのだらだら登りな国道、通称原人ロードは(去年一緒に組んだトップアドベンチャーレーサーの東龍門の高梨はロードが苦手、後半苦しんだ道路なので勝手に田島が名前をつける)、今回は前半引っ張ってきた宮林が悶絶。
25を取り、残り時間45分。残りの2,18,4は制限時間内に取れる時間は残っているだろうと判断、早い時間にゴールしてしまいそうだが、他チームと同得点ならゴール時間が早いほうが順位が上なので手を抜かずガリガリ走り続ける。
今回は比較的テクニカルに設置してあるコントロールが多かったが、田島のミクロな地図読みとルートのショートカットでの植生の判断等が冴えた。ただ約20分残り時間があったのはもったいない。
競技中は、アタックポイントからもっとスピードを落として慎重になること、走りながら地図を読むことができるのだから、その時間を有効に使って、並走してルートの相談したりアタックでの確認を序盤からしていれば、ミスや余計な時間を少なくできて、コントロール周りを始めとした動きがスムーズになったと思う。これについてはすり合わせをし、中盤以降はよくなった。
1年ぶりに組む2人だったが気心が知れてよいチームだったと思う。課題をクリアすればもっと強いチームになる。
ちなみに実質9ポイント高得点、混合優勝の渋谷で走る会はおおよその廻り方は一緒。私たちがスキップした1-13-14-6を取って、15、10を取っていない。難しい10のコントロール付近では一緒に探していたのだが、彼らは見つからなかったためスキップして行ってしまった。同クラス2位木酔会もおおまかな廻り方は一緒で21も取って他のCPを削っている。上位2チームはいずれも私たちがスキップしたエリアに行っていることから、攻めとフィジカルの自信、強さが必要だったのだろうなあと思う。(田島)
田島・宮林のルート地図(720KB) クリックすると別枠で拡大地図になります
制限時間ギリギリで18を取りに行こうとする男子クラスの松本チーム
その他、レポート等については後日。