11/8(日)、磐梯山をフィールドに行われた裏磐梯山岳耐久レースで、高橋が後続を1時間も離してダントツの優勝を果たした。
高橋は地元出身で、磐梯山は実家から目と鼻の先。4月からは埼玉から福島へ拠点を移す。なかなか忙しくてトレーニングが充実していないとのことだが、さすがフットO/スキーオリエンテーリング世界選手権日本代表、アジアチャンピオンである。
なお女子上位を期待された田島は体調不良のため未出走。
大会web
http://www.moku2-outdoor.com/event.html#trailrun
主催者のブログ http://www.moku2-outdoor.com/diary.html
来年以降、ロゲイニングイベント開催の可能性もあるかもしれない。
以下高橋のレポート。
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昨日は来年から第一回大会が始まる裏磐梯山岳耐久レースのプレ大会に参加しました。
コースは試走した部分を一部使ったり、逆走したりでしたがトレーニングでよく走るエリアなので全体像は掴めていました。気持ちの面で余裕を持ってスタートすることは出来たと思います。以下ルートタイムです。(内はラップタイム)
スタート~赤埴山分岐 0:35:00
赤埴山分岐~鞍部 0:52:22(17:22)
鞍部~裏磐梯スキー場 1:21:16(28:51)
裏磐梯スキー場~中の湯 1:52:14(30:39)
中の湯~八方台駐車場 1:59:33(7:19)
八方台駐車場~猫魔が岳 2:21:16(21:45)
猫魔が岳~雄国山 3:04:14(42:54)
雄国山~ラビスパ分岐 3:26:02(21:47)
ラビスパ分岐~ゴール 3:34:35(8:33)
スタート直後にトップにたった以降はずっと一人旅でした。裏磐梯スキー場での往復道も誰とも会わず、結局、2位に1時間以上差をつけての優勝でした。リザルトはこちら(PDF50KB)。
【1枚目:スタートまではバスで移動】【2枚目:磐梯山を目指します】
【1枚目:スタート地区】【2枚目:猪苗代湖を望む】
【レース序盤の風景】
このレースの特徴は、コース案内板などがコース上に全くないことです。つまりコースは自分でナビゲートして走らなければなりません(参加申し込みの時点でこのことは周知)。事前に主催者の方からかなり詳しいルートマップ(注意PDF10.7MB)は渡されていますし、コンパスなども携行が義務とされています。
こういった点はオリエンティアである自分に明らかに有利でした。今回、残念だったのは参加者の読図技術にばらつきがあり、ルートを大きく外れタイムロスをしてしまった方が多くいたことです。話を聞いてみると、コンパスの使用や読図に不慣れということでした。中には道に迷うまで地図で現在地を確認さえしなかったかたもいたようです。読図講習会で講師をしている身としては大変残念です。来年は大会前日などに講習会などお手伝い出来ればしたいですねぇ。
【ミスルートが発生した分岐(ルートマップより)】
多くの選手がミスルートをした分岐。地図を読んで、方向を確認すればすぐにミスルートに気づくはずだが・・・。
それにしてもレース当日は暑かったです。トレイルは快適な広さで気持ちよく走りきることが出来ました。反省点は補給の失敗。甘いものだけだと駄目ですね。来年はもっと準備をしっかりして2時間台を出したいところです。
【写真撮影するCP】
【中の湯(営業停止中)】
【磐梯山をバックに(レース中)】
来年第1回大会を行うということですが、コースや形式(今回のようにナビゲーション要素を入れるのか入れないのか)は未定だそうです。ロゲイニングに繋がる部分もあるだけに、ナビゲーション部分は残して欲しいですね。