温泉街でもある熱海を舞台として開催されたフォトロゲイニングNIPPON熱海大会は約400名の参加者を集めた。これは NEXCO中日本・(株)JTB中部らの企業が特別協賛し実行委員会が作られ、フォトロゲシリーズとして今年4戦が予定されている。過去山口県でも企業・行政とジョイントして開催されたが、今回はさらに大掛かりな取り組み。伊藤はTREKNAOの競技ディレクターとして携わっており、フォトロゲイニングを仕掛けるべく奮闘中だ。
163チームエントリーの中、5時間混合クラスは56チームと激戦。ナビゲーションがそれほど難しくなく、チェックポイントが多くなけばルートチョイスはおのずと決まり、それはパワーゲームにつながる。
混合は女性選手がキーポイントとも言われているが、今回はトレイルランで第一人者の間瀬ちがや選手、トレイルレースで上位入賞常連の選手、超エンデューロの山岳レースに参加する選手、オリエンテーリング世界選手権元日本代表の渡辺まどか選手など、強い女子選手が顔をそろえた。実際に総合優勝は混合の市岡&間瀬チーム、男子の2位チーム以下は混合4位の村越&田島以下のポイントだった。
招待チームとして出場したリーダー村越と田島は思ったより高得点ではない山岳地帯、点の伸びない初島、時間が読めないレース途中に電車に乗ることはリスクとそれらを避け、効率よく最初に電車に乗り市街地から後半山岳地帯までどこまで伸ばせるかの作戦をとった。この戦略は2人にとっても全体的にもとてもよかったが、残り1.5時間から田島のペースダウンによる再組み立てが他上位チームとの明暗を分けた。
国内で敵なしと言われるこの2人は初の大敗北。一方総合優勝も果たした市岡&間瀬チームはトレイルランやトライアスロンでトップ選手である。市岡選手は住まいから近くでの開催ということもあり、準備をきっちりとしていたようだ。彼らに走力が及ばないのはわかっていたのだから、他のナビゲーションおよび戦略で抜きでなければならなかったが工夫が足りなかった。要因は様々だ。
悔しい思いをした2人は、次のレースに向けて準備をし直す。
村越&田島チームの参戦は
6/15(土) Evernew岩岳ロゲイニング
(10/6 フォトロゲイニングNIPPON下田大会ー調整中)
12/8(日) 香川みろくロゲイニング
を予定している。
大会ウェブサイト
リザルト
http://photorogaining.jp/2013atami/result.html
田島の写真レポ(作成中)
http://rika.cocolog-nifty.com/rika/2013/05/519nippon-6c7e.html