稲毛日菜子選手よりオリエンテーリング世界選手権報告

ロングディスタンス、レース中の稲毛選手。写真)公式ウェブサイト
ロングディスタンス、レース中の稲毛選手。写真)公式ウェブサイト

今回の世界選手権より1年にわたって、TEAM阿闍梨がサポートする稲毛日菜子選手。世界選手権が終わり、報告が届いています。

稲毛選手は、8月末来年ノルウェーで開催される世界選手権のトレーニングキャンプにオーストリアチームに合流し参加します。またそこで行われるワールドカップへ参戦予定です。

稲毛選手の別報告は、ナショナルチームウェブサイトにも掲載されています。そちらもご覧ください。

http://www.orienteering.or.jp/NT/blog/2018/08/woc-17.html

 

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2年連続4回目の世界選手権が終了しました。

たくさんの応援やサポート、ありがとうございました。

 

今年は、スプリント、フォレストリレー、ロングディスタンスの3種目に出場しました。

初めての挑戦となったスプリントは、各国選手達の鍛え上げられた走力に遠く及ばず、予選通過のボーダーには1分以上届きませんでした。

 

フォレストリレーは1走を務め、前半はヨーロッパ諸国の集団に食らいつき刺激的なレース展開になりましたが、後半に疲れとミスが重なり、最後はトップ+14分と集団に離された位置で2走に繋ぐ結果となりました。個人目標としていた45分からは5分以上オーバーしてしまいました。チームとしては後続の2の快走、3走の粘りの走りにより、目標の繰り上げスタート回避(今年は特に条件が厳しかった)を達成したうえで昨年より2つ順位をあげることができました。

 

ロングは、1年間このレースに標準を合わせ準備をしてきました。第1コントロールから難易度が高く苦戦しましたが、中盤からはリズムをつかんでオリエンテーリングに没頭し、ナビゲーションも体力配分も実力を発揮して最後まで走り切ることができました。結果は、昨年と全く同じ48位でしたがレース内容は成長を感じた部分も多く、何よりも世界選手権ロングの魅力を全身で感じ、また1年後この舞台で闘いたいと強く思いました。

 

今大会は時間をかけて準備して臨めたこともあり、感じること・学ぶことが大変多く刺激的な日々でした。

練習したことが本番できちんと発揮できたのは一つの収穫ですが、それと同時に現在のトレーニングでは中堅国と競い合うレベルにはまだ足りないことが明らかになりました。

 

持って帰ってきたたくさんの課題と、大きなモチベーションを、今後の活動に活かしていきたいと思います。

早速、今月末は来年の開催地であるノルウェーに遠征です。