ロゲイニングってなに? 奥武蔵レクロゲイニング2012

ロゲイニング ~アウトドアナビゲーションスポーツ~

 

ロゲイニング(ROGAINING)とは、チームワーク・持久力・戦略・読図力を特徴とする、野外での長距離ナビゲーションスポーツ「The Cross Country Navigation Sport」として1976年にオーストラリアで生まれました。

参加者は、制限時間内に出来るだけ高得点になるようにチェックポイントを回ることを目指します。自由度の高い競技であり、チェックポイントと得点が設定された地図を元に、制限時間内に可能なルートを自分で考えます。全部のチェックポイントを回る必要はありません。一般的に、難易度の高いチェックポイントは高得点になっています。フィニッシュ時間に遅刻すると減点が発生し、30分以上遅刻すると失格となります。

一般的な大会ルール【概要版】(日本ロゲイニング協会より)

• 参加チームは、2~5名で構成
• 競技時間は6時間(国際大会は24時間)
• 競技地図は、スタート20分程度前に主催者より支給
• チェックポイントを回る順番は任意
• 各チェックポイントには、主催者により1~200点程度のポイントが付与
• チェックポイントは優勝チームでもすべて回りきることが出来ない程度設置
• チェックポイント通過証明は、専用ICカード(e-card)を使用
• 競技終了時刻を超過してフィニッシュした場合は、毎分一定の点の割合(例:50点/分)で減点
• 減点の割合は当日地図支給時に発表
• 30分以上超過した場合は失格
• 順位は総得点から超過時間の減点を差し引いた得点で決定
• 同得点者がいる場合、先にゴールした(タイムが短い)チームが上の順位

ロゲイニングで使う地図上の記号

スタート フィニッシュ チェックポイント を表します。

 

それぞれの中心に目印、特徴物のある場所となり、正確な位置を示します。スタートとフィニッシュは同じ場所であることがほとんどで、その場合が重ねて表記されます。チェックポイントの脇に記載されている数字が得点であり、一般的に難易度が高い場所ほど高得点です。同じ得点は2つ以上使用しません。

競技の流れ

(1)地図の配布 → (2)作戦タイム → (3)一斉スタート → (4)競技中~チェックポイントをまわります → (5)制限時間内にフィニッシュ~遅刻すると減点 → (6)得点計算・ルート検討 → (7)表彰

 

☆2010年11月ニュージーランドで行われたロゲイニング世界選手権(24時間)の様子(TEAM阿闍梨 村越&田島 混合13位) 

満月に近い日の週末、12時スタート、翌日12時ゴール。スタート2時間前に地図配布。クリックすると大きな写真になります。

☆国内のロゲイニング

特徴

ロゲイニング(ROGAINING)は、自然の中で地図とコンパスを使い、縦横無尽に行われる競技です。 

ルールは大規模なオリエンテーリングに似ていて、制限時間内に、地図上に示された競技エリア内の指定チェックポイントを回ることで、各ポイントごとに定められた得点をどれだけ多く集めるかを競います。コースは指定されておらず、自分で好きなルートを選んで走ります。

 

地図から地形を読み取る能力、効率的なルートをプランする能力、プラン通りに実際の地形をたどる能力が必要とされます。選手は、アップダウンのある道路~林道~登山道~道なき野山を藪こぎすることさえあります。

 

ロゲイニングのチェックポイントには「得点」があり、制限時間内にできるだけ高得点になるようにまわって総得点を競います。まわる順は自由です。それに対して、オリエンテーリングはチェックポイントを順番通りに通過し、ゴールまでの所要時間を競います。

 

フルロゲイニング(マラソンで言えば42.195km)は、制限時間が24時間と長時間・広範囲です。制限時間を過ぎて帰還すると、超過時間に応じて減点になります。長くても2時間以内のオリエンテーリングと違い、長時間の持久力や装備についての知識や、セルフレスキューの知識も必要です。

 

各チェックポイント(以降CP)には到達の難易度に応じた得点が定義されており、各CPに到達することで、その点数を獲得できます。獲得した得点の合計点の多い順に順位がつきます。したがって、どのCPをどんな順路で取りにいくかの作戦を立てることが重要になります。当然ながら、CPは優勝者でも時間内に全てのCPを回ることが難しい程度に多数設置されています。

(ここまで TREKNAOより。 Specail Thanks!)

奥武蔵レクロゲイニングはどんなロゲイニング?

奥武蔵レクロゲイニングでは特別ルールとして公共交通機関の利用を認めています。競技範囲には西武秩父線、国際興業バスが運行されています。このルールは飯能、奥武蔵の自然をより多くの人たちに遠くまで行って親しんでいただきたい、脚力のない人たちにも楽しんでいただきたいという主催者の願いがこめられています。もちろん自慢の脚のみの移動でもかまいません。この特別ルールにより競技の戦略も多様化し、電車やバスをどのよう使うかで大きく変わってきます。もちろん脚力のみだけでも高得点獲得は可能。それも”レク(レーション)ロゲイニング”の楽しみの1つです。

なおタクシー、自転車などの使用は認められません。

 

もう1つ、奥武蔵レクロゲイニングでは、チェックポイントの写真撮影をし記録を残してくることで通過証明としています。○の中心に、スタート前に配布されたチェックポイント写真見本表にある写真と同じ風景、特徴物を、同じ角度で同じように撮ってきます。撮ってきた写真をゴール後スタッフと一緒にチェックをし、得点計算します。

さらには!ただの写真撮影ではつまらない、せっかく仲間と一緒に飯能・奥武蔵をめぐるのですから記念になるような写真にしましょう。チェックポイントではポーズ付きの写真が指定されていて、写真見本表にあるポーズと同じポーズをしなくてはなりません。例えば、右のように逆立ちしているポーズがあるのなら、実際に逆立ちしてポーズをとってこなくてはいけないんです!正確に!?(いえたとえきれいにできなくてもがんばってトライしている姿なら大丈夫!)。

柔軟運動をして準備しておきましょう?!

それから、コンパスと地図を使うナビゲーションスポーツ、飯能はオリエンテーリング発祥の地として歴史あるエリアです(第1回全日本オリエンテーリング大会が30年前以上に飯能で開催されました)。少しは里山で本格的な地図を使ってオリエンテーリング&ロゲイニングを体験!と特別にナビゲーションエリアを設けます。藪をがさこそ!?アドベンチャー体験ができるかもしれません。ここでは写真撮影の代わりにオレンジと白の目印となるフラグを置き、そこにぶら下がっているパンチスタンプをカードに押してきます。

 

広大な飯能・奥武蔵のエリア、みなさんにぜひ行っていただきたい名所、素晴らしい風景が見える場所、隠れ名所、グルメスポット、歴史ある建物、こどもたちが喜びそうな場所、いろいろな場所をチェックポイントにしています。

 

ファミリーからアスリートまで、幅広く参加者がいるのも奥武蔵レクロゲイニングの特徴です。

どうぞ、お楽しみに!

 

作戦タイムースタートー競技中ーゴールー得点計算ー表彰式まで

ロゲイニング、何を準備したらいいの?装備は?補給は?